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2016年2月11日 (木)

「3S」の素晴らしさ

またまた畑さんの講演会のことです。社内の幹部会議の席で、「一流チームの“3S”の素晴らしさ」について、講演会の写真を使いながら話をしました。そして「一流会社を目指す当社も、ぜひ“3S”を始めよう!」ということに決まりました。

「キチッと整理整頓されたロッカールームは美しい!」・・・それに習って、「スカッと整理整頓された職場は気持ちがいい!」・・・私たちはそれを目指す。「まず最初の取りかかりとして、全社共通で机の上の整理整頓から始めよう!」ということになりました。

そこで3回に分けて、私から全社員さんに「3S」の意義について説明いたしました。あとで日報をみると、「3Sの重要性がわかった」「ものを整えるということは心が整うこと」、さらには「机の上がきれいになって気持ちがいい」「頭の中もこれほど整理できるのか」などなど、多くのコメントをいただきました。

ここで以前に聴いた「故松下幸之助氏の逸話」を紹介したいと思います。

~当時松下政経塾では、月に一度、塾長の幸之助と塾生たちとの意見交換会がありました。ある日のこと・・・東大卒で一流企業に勤めるひとりの生徒から質問を受けました。「私たちはこの学校に、最先端の政治と経済を学びに来ました。それなのにどうして、毎日掃除の時間が1時間以上もあるのですか?時間がもったいないと思います」と。幸之助は彼の話をじっくりと聞き届けたあと、ひと言だけ答えたそうです。「まだわかっとらんなぁ」~

整理・整頓・掃除が、どれだけ世の中の最先端に通ずるのか・・・そのことを示した話だと思いますがいかがでしょうか?

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2016年2月10日 (水)

社員さんの日報

先月のブログに、畑喜美夫さんの講演会のことを書きました。その中で印象的なひとつに、生徒さんとの交換日記がありました。畑さんは生徒に指示命令をしません。しかし毎日全部員の日記を読み、コメントを書いておられるのです。

どの会社も同じだと思いますが、当社でも社員さん全員が日報を書いています。「自分もそれを見てコメントを書けば、畑さんと同じことができるのでは?」と考えました。当時は30名ぐらいの日報を読んでいました。全員となるとその数は2倍以上になります。「でも畑さんは100人を超える数の日記をみている。それに比べたら80人ぐらいは・・・」と考え、思い切って今月からスタートしてみました。

始めてみて10日間・・・とても多くの「気づき」がありました。当社は北陸3県に事業所が10拠点あります。私は金沢の本社を基点に動いています。月に一度、あるいはそれ以下しか会えないスタッフもいます。それでも離れた部署の人のこともよくわかる・・・これは大きな収穫でした。

さらにそれぞれの人の「気づき」「感想」「改善提案」などがたくさん書かれています。その中には、私自身が教えられること、すぐに採用したい提案などが少なくないのです。「会社のことを真剣に考え、行動してくれている社員さんのなんと多いことか」・・・日々読んでいく中で、どんどん喜びが増していきました。

そして最も大きかったことは、「経営理念の浸透」です。よく会うスタッフはいいのですが、たまにしか会えない人、必然的にその上司にも会う数が少ない訳です。それが日報を通して、日々理念に則したコメントを書ける・・・これほど価値のあることはありません。今年の5大方針の一番目:「経営理念の浸透」・・・このことが私の一番の成果です。

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