私の夢
小学校の頃の私の夢は、「NHKの特派員になる!」ことでした。当時テレビで「NHK特派員報告」というドキュメンタリー番組があり、私は毎週その番組に見入っていました。世界中の映像が流れ、大自然あり、歴史あり、かたや戦争があったりと、子供ながらにその魅力にとりつかれました。
そのせいか、普通なら漫画を読む年頃に、私はよく「地図帳」を観ていました。日本地図や世界地図、さらには各地の気候や産業の統計など、同じところを何回も眺めていたのです。ですから何も見なくても地図を描けましたし、国名や国旗、その国の首都や都市、県名や県庁所在地、主要市町村など、人口も含めて覚えていたものです。
石油や鉄鉱石などの地下資源の産出量、農業製品や工業製品の生産量、国別の国民所得など産業統計が特に好きでした。当時の日本は、造船が世界第一位で自動車は第二位だったと記憶しています。しかしすべての地下資源が乏しく、小学生ながら悔しい思いをしていたものです。
その後高校から大学へと進むにつれ、特派員の夢も忘れ家業を継ぐ意思を固めていきました。この45年間に、日本も世界も大きく変わりました。(独立)国の数は当時の1.5倍ぐらいになったでしょうか。知らない国名を耳にすることもよくあります。各国の産業順位も、まったく変わってしまいました。
まさに激動のグローバル社会です。現在は「NHKスペシャル」という番組になりました。内容も毎回充実しています。大人になってあの頃の自分をふり返っています。
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