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2015年10月25日 (日)

オンリーワン経営セミナー

昨日、日創研・福井経営研究会主催の「オンリーワン経営セミナー」に参加しました。講師は日本創造教育研究所の古永泰夫氏で、これまで氏の開催するセミナーには何度も参加しています。常に時代の変化を踏まえ、最先端の情報やビジネスのヒントをいただけます。

「オンリーワン経営」を講師の言葉で言うと、「顧客のために他社にはできない独創の価値を提供し続ける」というものです。「そのためには“守・破・離”の考え方が重要。守:基本の型を徹底して学ぶ。破:改良・改善を重ね、応用の型をつくる。離:応用から独創の型へ持っていく。基本なくして応用なし。応用なくして独創なし」と説明されました。

そして講義は「オンリーワン経営の7つの型」へと続きました。1.独自技術開発型、2.商品コンセプトユニーク型、3.独自サービス創造型、4.ネットワーク創造型、5.独自システム創造型、6.基本徹底型、7.融合創造型です。以上7つについて具体的な企業を紹介し、詳しい説明をいただきました。

その中で、ある製造メーカーの考え方に共感しました。当社にもピッタリはまります。最後にその言葉を紹介します。「①工場は最高のショールーム。②お客様は最高の営業マン。③社員は最高の商品」

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2015年10月21日 (水)

当社のバリアフリー

当社のモデルハウスに来られるお客様は、みなさんが「バリアフリー」という言葉をご存じです。そして共通して「段差のない床や階段の手すりのこと」と理解されています。辞書で「バリアフリー」を調べると、確かに「障害者や高齢者の生活に不便な障害を取り除こうという考え方。道や床の段差をなくしたり、階段の代わりにゆるやかな坂道をつくる」となっています。

そもそも「バリア」とは障壁、防壁、障害物という意味です。「フリー」はそれらがない、つまり「バリアがない」と理解できます。実は当社では段差の他に、もっと大事な「バリアフリー」の考え方をしています。

ひとつは「温度のバリアフリー」です。これまでの家は、冬なら暖かくする部屋としない部分に分かれています。玄関や廊下を暖房している家はほとんどありません。最近では、トイレや脱衣場に暖房を付ける方がたまにおられます。当社の家は外回りすべてを断熱構造にしていますので、家の中はどの場所も温度が一定です。部屋のドアを閉めていても、温度は均質になる構造にしてあります。家の温度をバリアフリー化することで、ヒートショックという病気を未然に防止することができます。

そして私が最も大切にしたいのは、「コミュニケーションのバリアフリー」です。当社のお客様に「家を新築して一番よかったことは、自分の両親と子供のコミュニケーションがとても増えたことです」というお話を伺いました。夏でも冬でも家の温度が均質なので、ほとんどの方は普段ドアを開け放しています。ですから子供さんが学校から帰って来ると、おじいちゃんやおばあちゃんは声をかけますし、そこからいろんな会話が始まります。それで「家族が一段と仲良くなった。子供がテレビをみる時間も少なくなった」ということも話されていました。

温度のバリアフリーによってコミュニケーションのバリアフリーが生まれるって素晴らしいことですよね。身体の健康と心の健康・・・これが本当の「健康住宅」と言えると思うのですがいかがでしょうか?

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2015年10月20日 (火)

ビジネス・フォー・ピース

国連で「ビジネス・フォー・ピース」というテーマが、話題に上ったことを聞きました。「仕事の繁栄は平和につながる。仕事のない国には兵士が行く・・・」、まさに「貧しいから侵略や略奪が起こる、争いになる、戦争になる・・・」というものです。

私はこの話を聞いたとき「松下幸之助氏の話」を思い出しました。昔、ある人が幸之助に「豊かな国とはいったいどんな国でしょうか?」と尋ねました。幸之助はしばらく考えてから、「そうやなあ。豊かな国とはいろんなことが仕事になる国や」と答えたそうです。幸之助さんがいつこれを言われたかわかりませんが、今から相当昔のことだと思います。

私が社会に出てから約36年・・・今ではその当時にはなかった仕事がたくさんあります。さらに都会だけではなく、自分たちの身近にもかなりあるように思います。また考えてみると「仕事」というものは、たくさんの力を持っているものです。仕事をする人もそれを受ける人も、みんながそれによって豊かになり幸せになるのです。

これからの時代は「ダイバシティ:女性の社会進出による多様性」が期待されています。おそらくいろんな仕事において、多様化と統合が繰り返され、また新たな仕事が生まれてくることでしょう。当社の100周年・・・今から30年後ですが、果たしてどんなビジネスが生まれているのでしょうか。考えるだけでもワクワクします。

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2015年10月18日 (日)

7年越しのスウェーデンハウス

先日富山である地鎮祭が行われました。施主のご夫婦は、実は7年前にスウェーデンハウスを訪れていました。お二人はモデルハウスを見てすっかり気に入って下さいましたが、当時の二人には厳しく、担当者は「もう少し収入が上がってから、もう一度お越しください」と言ってお見送りしたそうです。

そして7年後のある日、そのご夫婦がモデルハウスに来られたのです。「やっとスウェーデンハウスを建てられるようになりました!」・・・まるで子供が親と約束を果たしたかのように、笑顔で元気に話されました。

「他の家はほとんど見ていません。どこに建てようか?どんな家にしようか?ということばかり考えて準備してきました。そして気に入った土地が見つかり、本格的に家づくりに取りかかろうと、今日おじゃましました!」

なんと美しいお話でしょうか?お二人は憧れのスウェーデンハウスを日々夢見て、そしていよいよ、夢の実現に向けて動き出されたのです。お二人の家の考え方やこだわりは明確でした。設計図をみるとその様子がよく伝わります。平面プランの動線だけでなく、外観デザインやその色使いまでとても素敵なのです。

「たくさんの思いが詰まった家」・・・きっとこれからの多くのお客様の参考になると思います。私も来春の完成が楽しみになり、とても気持ちがいい地鎮祭となりました。

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2015年10月11日 (日)

スウェーデンハウスのクリニック

全国にはスウェーデンハウスのクリニックがあります。当社がスウェーデンハウス事業を始めて17年・・・記念すべき1棟目のクリニックが金沢に誕生します。昨日その地鎮祭が開催されました。

開業される先生は、約10年前に自宅をスウェーデンハウスで建てていただきました。建物の素晴らしさは10年間住んで十分にご存知です。しかしスウェーデンハウスでは予算的に難しいだろうと考えておられました。それで当社の担当者には、近況報告のつもりで話されたようです。

当社にとっては大変ありがたいお話です。「会社として頑張るだけ頑張ってみよう」ということになり、見積もりの土俵に上げていただきました。その結果「スウェーデンハウスでも行ける」ということになって、この度の契約~着工と至った訳です。

先生が「内科クリニック」として最も重視されているのは「快適性能」・・・すなわち、きれいな空気、癒される空気感、温度差のない室内、そして静かな環境です。まさにスウェーデンハウスの出番!実力の発揮どころ!です。

外観は、住宅と一風変わった素敵なデザインになります。またそこでずっと働かれる先生と看護師さん、治療に来られる患者さん・・・すべてのみなさんにとって、どの部屋も暖かくて優しい環境ができ上がります。「いつ行っても居心地のいいクリニック」と評判になると嬉しいですね。完成は来年春の予定です。

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2015年10月 8日 (木)

私の夢

小学校の頃の私の夢は、「NHKの特派員になる!」ことでした。当時テレビで「NHK特派員報告」というドキュメンタリー番組があり、私は毎週その番組に見入っていました。世界中の映像が流れ、大自然あり、歴史あり、かたや戦争があったりと、子供ながらにその魅力にとりつかれました。

そのせいか、普通なら漫画を読む年頃に、私はよく「地図帳」を観ていました。日本地図や世界地図、さらには各地の気候や産業の統計など、同じところを何回も眺めていたのです。ですから何も見なくても地図を描けましたし、国名や国旗、その国の首都や都市、県名や県庁所在地、主要市町村など、人口も含めて覚えていたものです。

石油や鉄鉱石などの地下資源の産出量、農業製品や工業製品の生産量、国別の国民所得など産業統計が特に好きでした。当時の日本は、造船が世界第一位で自動車は第二位だったと記憶しています。しかしすべての地下資源が乏しく、小学生ながら悔しい思いをしていたものです。

その後高校から大学へと進むにつれ、特派員の夢も忘れ家業を継ぐ意思を固めていきました。この45年間に、日本も世界も大きく変わりました。(独立)国の数は当時の1.5倍ぐらいになったでしょうか。知らない国名を耳にすることもよくあります。各国の産業順位も、まったく変わってしまいました。

まさに激動のグローバル社会です。現在は「NHKスペシャル」という番組になりました。内容も毎回充実しています。大人になってあの頃の自分をふり返っています。

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2015年10月 7日 (水)

2015創立記念式典を開催

去る10月1日に、恒例の「創立記念式典」を開催しました。これまではずっと加賀の会場でしたが、今年は本社移転をしたこともあって、初めて金沢の会場を選びました。気持ちも新たに開催できてよかったと思います。

今年の式典は、例年に比べ内容が盛りだくさんでした。第一部:50期決算発表と51期事業計画、第二部:中期戦略の説明と新10年ビジョンの発表、第三部:表彰式、第四部:チームによる朝礼大会とこだわり発表会、述べ6時間にわたる式典となりました。

その中で私が最も重点を置いたのは、8月に書いた「圧倒的ビジョン」、つまり「新10年ビジョン」の発表でした。そのために周到な準備をして臨みましたが、出来栄えは今ひとつでした。しかしビジョンの内容はしっかりと伝わりました。社員さんのビジョンに対する期待度、そして各自の意欲度は私の想像以上でした。

私は最後に次のように伝えました。「ビジョンを達成できたなら、きっと幸せでしょう。でも私は、ビジョンに向かっている“今”が幸せなんです。自分の命を賭ける対象が、今ここにあるからです」と。毎日幸せを実感しながら・・・3650日を生き抜きたいと思います。

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