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2015年9月 6日 (日)

「また必ず会おうと誰もが言った」喜多川泰

喜多川泰氏の10作目に選んだのは「また必ず会おうと誰もが言った」です。ある田舎の男子高校生が、友達にたわいもないウソをついてしまったことから、ひとりで東京に出かけます。そこで思わぬトラブルが起こり、そのことがきっかけで、その後の人生を変えるような出会いが始まっていきます。

合計で8人との「出会い」があったと思います。それぞれの人が人生の先輩として、いろんなことを教えてくれます。私にとって特に印象的だったものを、2つ紹介させていただきます。

「誰が何と言おうと、お前の人生はお前のものだ。誰かがやれと言ったからやる、やるなと言ったからやらない、そんな生き方をして、自分の人生に自分で責任をとれるのか?人の言いなりになって、何かを手に入れようと思ったところで、お前は自分らしさを失うだけだ。そして起こることに対して、自分の責任ではなく、人のせいにして生きることになる」

「成功したいと考える若者に、『何が必要か?』と訊くと、たいがい『もっと努力しなければ』と答える。一方、世間から成功者と認められる人に、『何が必要だったか?』と問うと、例外なく『出会いによってもたらされた』と答えるだろう。その人が持つ無限の可能性を開花させてくれるのも、それにふさわしい人との出会いである」

彼はたくさんの人との出会いによって、数日で別人のようになりました。しかしこれは小説の中だけではないと思います。私も58年の人生の中で、このようなことが何度かありました。人との出会い、本との出会い、映画との出会いによって、心に残り続けるものがありました。その日から意識が変わり行動まで変わっていきます。これからも数多くの「出会い」を重ねていきたいものです。

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