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2015年9月 9日 (水)

「おいべっさんと不思議な母子」喜多川泰

喜多川泰氏の11番目に読んだ「おいべっさんと不思議な母子」は、表題通りとても不思議な物語でした。洋画でおなじみの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を連想させるストーリー仕立てになっています。

江戸時代に生きる母子が突如、現代に現われるのです。男の子は転校生として、小学校の6年のクラスに入ります。そこで爽快なドラマが繰り広げられます。その情景が現代の学校教育や、学生のあり方を風刺しているようで、とても面白く読めます。それから最後の「落ち」が、まさに天下一品でした。

例のごとく本の中には、考えさせられる内容や言葉がたくさんあります。おそらく作者が最も言いたかったのは、「このこと」ではないでしょうか?ひとつだけ紹介させていただきます。

「お前が今死んでも、世の中は何も変わらない。でもお前が生きていれば、世の中が大きく変わる可能性がある。お前は、今のお前にできることをするために、この世に生まれてきたのではない。今のお前にはできないもっと大きなことを、将来のお前はできるようになる。そのためにお前は生まれてきたんだ。だから何があっても、命を粗末にしてはいけない。どんなに卑怯者だと笑われても、生き延びなければならない。命を大切にして生きていく方が、実は心が強くなければできないことなのだ」

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