「Be the change you wish to see in other people」
(あなたが見たいと思う変化にあなた自身がなりなさい)
「Live as if you were to die tomorrow」
(明日死んでしまうかのように生きなさい)
「Learn as if you were to live forever」
(永遠に生き続けるかのように学びなさい)
喜多川泰氏の7作目に選んだ作品は「スタートライン」です。本のページをめくると、最初に前記の英文が出てきます。本当に素晴らしい言葉ですね。特に1番目が一番好きです。
「スタートライン」という小説は高校生の恋愛物語です。田舎の高校三年生、そこに都会から転校生がやってきました。ある男子生徒が転校してきた女子生徒を、いつの間にか好きになってしまうのです。まさに神様が彼にプレゼントした「恋心」を絵に描いたようなストーリーです。
彼は元々あまり学校が好きではありませんでした。それは好きな先生もいなく、そのためどの勉強も好きになれなかったようです。ただその中でひとつ、歴史の時間だけ興味を持っていました。担当教師が話す内容に惹かれたからです。今回も小説の流れは書けないので、その先生が言われている言葉を抜粋します。
「大人はいいぞ。自分の好きなことをして生きていける。特にこれからの時代は、今までの常識が通用しない新しい世の中になる。絶対面白いぞ。自分のやりたいことに挑戦する勇気を持った人には、楽しいことで溢れた毎日が待っている。生きるとは、働くとは、自分が生まれてきた役割を果たすことだ。カッコいい大人たちは、自分がやりたいことに対して本気で生きている。自分のやりたいことから逃げていない。“この道”と決めた道を歩む中で起こるすべての困難を、“はい”と笑顔で受け入れている。彼らは“計算”ではなく“情熱”をベースに行動している。情熱を持ってやっていることの先に、彼らの“夢”がしっかりとあるからだ」
「子供の頃毎日が楽しいのは、面白いことをしているからじゃない。いつも本気でやっているからだ。本気でやっていることの中にしか夢は湧いてこない。夢はそこらへんに落ちてはいない。『夢を探す』という言葉を使う人がいるが、探しても見つかりっこない。見つかるのはせいぜい、儲かりそうなことや、これならやってみようかな?と思えることぐらい。夢というのは自分の心の奥底にしかないんだ。ただ、簡単に手に入るものは簡単に役に立たなくなる。一方で手に入れるのが困難なものは、一度それを手に入れてしまえば、たくさんの人がそれを求めて集まってくる。一度きりの人生だ。ひとつぐらいは誰もが無理ってあきらめるような、簡単に手に入らないようなものを、追い求めて生きて行こうではないか」
いかがでしょうか?この他にもたくさん教えられる話が満載です。ぜひ一度読んでみてください。
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