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2014年7月21日 (月)

「芳村思風先生」勉強会

先週末、哲学者の芳村思風氏の勉強会が金沢で開催されました。テーマは「職業観」・・・4時間半たっぷり聴かせていただきました。まず社会における職業の位置付けは、「人を幸せにすることによって自分も幸せなること。世の中に役に立たない職業はない」ということでした。その時の内容を以下に列記させていただきます。

<働く意識の段階>
第1段階:生きていくために働く
第2段階:人の役に立つ仕事がする
第3段階:自分の好きな仕事をする
第4段階:自分の天分(天命)を生かして働く

「すべての人は生まれながらにして秀でた能力を持っている。最高の自己実現は“自分の天分”を知ることである。なぜなら“命をかける対象”に出会ったときこそ、命が激しく美しく燃え上がるのだ」

「命は大事だが“命が一番”となると、逆に感動的な人生は送れない。対象に命をかけるからこそ命が完全燃焼する。自分の仕事の値打ち、素晴らしさを知ろう。仕事の価値はその人の意識で決まる。仕事の素晴らしさを一番知っている人が『プロ』と言える。『さすが!』と言われないような半端なままで仕事していては意味がない。『さすが!プロ!』と言われ、『これぐらいお金をもらって当然だ』と言えるところにプロの誇りがある」

<天分を見つける方法>
1.やってみたら好きになるかどうか?
2.やってみたら興味や関心が湧くかどうか?
3.やってみたら得意だと思えるかどうか?
4.他人と一緒にやったら他人より優れているか?
5.真剣に取り組んだら問題意識が湧いてくるか?
(先生はお話されませんでしたが、3つ以上当てはまるかどうか・・・)

「人は何のために生まれてきたのか?:それは歴史をつくるためである。仕事をするとは?:その仕事に新しい歴史をつくること。つまり変化をつくることだ。『時流独創』・・・『勇気ある挑戦・みんなの協力』そんな社風をつくっていくことだ。どうせ働くなら命を燃やそう」

「資本主義経済では、人間が経済のために働いてきた。これからは人格主義経済、人間が幸せになるために経済がある。では何のために働くのか?:金のためではない。自分が本物の人間になる、社会の役に立つ能力と人間性を身に付けるためだ。ではなぜ経済活動をするのか?:社会の恐ろしさ、醜さ、素晴らしさを経験するためである。弱肉強食の世の中で命をかけて働く。命に痛みを感じる体験そのものが本物の実力をつけてくれる」

「職業こそ人生最大の道場である。一番大事なことは“問題を恐れない”こと。人間は不完全だから必ず問題がある。“問題がない”というのはおかしい。あるのに見えてないだけだ。問題があるからこそ、人も会社も成長する。“いかによくしていくか?”それが健全な生き方なのである。ただし問題は小さなうちに発見して手を打つこと。『早期発見・早期解決』である。大きな問題が起こると“あきらめ”が出そうになる。しかしあきらめてはいけない。“答え”は必ずある。本気になって取り組めば、宇宙とつなって、潜在能力からとんでもない力が出るものだ。遺伝子の中に38億年の命の歴史があるのだ」

「“最高の満足を与えると最大の信頼を得る”・・・相手を最高に満足させよう。最大の信頼はすごい宝物である。まさに仕事こそ最高の社会貢献である。人は誰もが認めてほしい、わかってほしい、褒めてほしい、好きになってほしい、信じてほしい、許してほしい、待ってほしい。どんなに正しくとも、人間関係をこわしては悪になる。人間的な人間になること。人を好きになれないのは自分に問題がある。『いつも目に愛の力を!』、愛ある目が組織の実力である。『もっと幸せになりたい!』・・・最後は祈りの精神だ」

最後までお読みいただいてありがとうございます。思風先生は「科学は真実を追求するもの。哲学は人間の幸せを追及するもの」と言っておられます。「人間として最も大事なことは何か?」・・・今回もその一端を聞かせていただいたように思いますが、みなさんはいかがだったでしょうか?

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