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2014年6月25日 (水)

「勝ち組」と「負け組」

昨日、月に一度開催されている「北陸経営者の会」に参加しました。そこで会長から面白いお話を伺いました。

「今の世の中は“勝ち組”と“負け組”に分かれている。実は勝ち組というのは“価値組”のことであって、負け組とは“おまけ組”のことなんだよ。価値を追求する会社は業績がいいけれど、値引きなどの価格競争をしている会社はどんどん業績が落ちていく。大切なことは自社の価値をしっかり認識すること。そして限りなくその価値を上げていくことなんだよ」と。

洒落とは言え「面白い!」と思いました。まさにその通りです。会長はこれまでたくさんのお客様に「なぜうちの商品を買ってくれるのか?」「当社の良いところは何か?」と訊いてまわられたそうです。すると(会長の会社は食品会社です)、「おたくの品物はまず無難だから」とか「とびきり美味しい訳ではないけれど、だいたい満足するから」という答えが返ってきたそうです。

会長は続けて、「食べ物というものは美味し過ぎると逆に飽きられるんだよ。まずくてはダメだけれど、“まあまあ”とか“まずまず”というのが一番いい。だから何度食べていただいても飽きられることもない。ただしこの10年間で、お客さまは気づかないが少しずつ味は変えているんだ。そういった地道な努力は絶対必要なんだよ」と話されました。

さて、それでは自社に当てはめてみると・・・お客さまへの価値は、自社として認識しているつもりでした。しかしこの方のように実際にお客さまに伺ってみる必要性を感じました。そしていくつか出てきたことを、地道に地道に追求していく・・・つまりレベルアップしていく訳です。品質、技術、デザイン、サービス、コスト、スピード・・・などなど、かなり多くの面で課題が浮かび上がってきそうですね。さっそく取りかかりたいと思います。

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2014年6月13日 (金)

3度目のアメリカ

先月末アメリカに行ってきました。約20年前のマイアミ、15年前のラスベガスについで3度目です。きっかけはある経営者仲間から、「ジョージア州で行われるパーティーに一緒に参加しないか?」と誘われたことです。「ニューヨークも一緒に回るなら行くよ」ということで、ジョージア州ロズウェル4日間、ニューヨーク3日間のスケジュールで行きました。ロズウェルでは市長、助役をはじめ、市の関係者の前で「自社の経営に対する考え方」についてプレゼンテーションを行いました。もちろん英語です。

ジョージア州は南北戦争の南軍の本拠地です。行くまでは大農場地帯を想像してたのですが、なんと「森の中に街がある」といった感じで、とても美しいところでした。気候も温暖で空気が乾燥しているので、30℃を超えてもさほど暑く感じませんでした。着いたその日の夜、ウェルカムパーティーが開催され、英語でのプレゼンテーション15分をなんとかやり遂げました。2日目は州都のアトランタで旧県庁(博物館)、ローズウェル市役所~市内散策、3日目は終日観光とショッピング、夜はジャッキー家のパーティーに招かれました。アメリカの家はとても贅沢な造りです。

ニューヨークではフェリーから自由の女神、かのグランドゼロ、メトロポリタン美術館、エンパイアステートビルを見学、そして五番街、ブロードウェイ、タイムズスクエア、セントラルパークなどを散策しました。エンパイアステートビルは高さ443メートル、東京タワー333メートルより110メートル高いビルですが、なんと昭和6年に完成したものです。ニューヨークは綺麗な街ではなく、すべてが古いといった感じです。それは現在のニューヨークの街全体(建物、道路、橋、地下鉄)が、日本の明治時代から昭和の初めにできたからです。

さらにメトロポリタン美術館には、古代エジプトからメソポタニア、古代中国、中世ヨーロッパ、インカ帝国、トルコ、日本など、世界中の美術品や財宝が展示されてました。でもそれはすべてではありません。約4時間急いで回って10分の一も観れませんでした。「よくこれだけ世界の財産を集めたものだ。財宝だけでなく世界の科学者やスポーツ選手も集めた。アメリカはなんととてつもない国なのか。当時の日本がよくこんな国を相手に戦争したものだ」・・・それが素直な感想でした。次はカリフォルニア方面に行ってみたいと思います。

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2014年6月10日 (火)

経営研究会2014全国大会

先月は大阪での研修、千葉での経営研究会全国大会、そしてアメリカ視察ツアーと多忙な1ヵ月間でした。今月に入り2週目から多少落ち着いた日々を送っています。

それではまず全国大会から報告させていただきます。千葉の幕張メッセで開催された大会、複数の会場とホテル、食事会場すべて徒歩圏内という、アクセスがとても便利なエリアでの開催でした。そこでいくつかの講演会を拝聴したのですが、その中で特に印象に残った「亀田病院理事長・亀田隆明氏」と「東京ディズニーランド創業時総責任者の上澤昇氏」のお二人を紹介させていただきます。

亀田総合病院は千葉県のはずれの鴨川市(人口37000人の小さな街)で6000人を雇用している病院です。患者さんの人気はもとより、新任医師が勤めたい病院ランキングでもNO1という素晴らしさです。講演内容は主に「医療事業の現状と未来」についてのお話でしたが、その中で私たちの経営にも通ずるお話がありました。

とにかく患者さんとそのご家族のことを一番に考える病院です。常にスタッフに話している言葉は、「Always Say YES!」、「Do and Think!」です。「まず受け入れる。決して否定しない。規則ではなく、患者さんにとっていいことを考える」です。「一生懸命頑張るから仕事が面白い」という考え方は当社と同じでした。そして最後に話された言葉が最も心に残りました。「変えるリスクは小さなものではない。しかし変わらないリスクの大きさはその非ではない」

そしてよくご存じの東京ディズニーランドです。内容は主として創設者「ウォルト・ディズニー」の理念とその不変性についてのお話でした。ディズニーの理想は“人類の調和、世界はひとつ、時を超え国境を超える”というもの。本物をつくって儲けを急がない。中途半端で妥協しない。価値を高める。何よりリピートが大切。ディズニーランドは生きもの。フレッシュ&メンテナンス。いつもが初演!新鮮で美しく!。閉館してから開館までの時間、毎日建物や床の水洗い、施設・備品のメンテナンスを欠かさない」などです。

その中で最も心に残った話です。「サービス業のポイントは“魅力ある変化”。我々に“創造力”がある限り永遠に発展し続ける!」・・・いかがでしょうか?これだけの規模の企業ですから、環境変化の影響をまともに受けます。しかしそれらのことに惑わされることなく、確固たる自信と着実な実践で成長を続ける・・・その姿勢を学びたいと思います。

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