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2013年7月22日 (月)

「山陽製紙」企業視察

先週初め、大阪府泉南市にある「山陽製紙」さんの企業訪問をしました。この会社は法律的に言えば創業56年ですが、現実には85年の歴史ある会社です。

昭和3年、初代が広島県三次市にて「(株)原田大誠堂」を設立、2年後に社名を「山陽紙業(株)」と変更し、本社を広島市に移転し、本格的に紙の販売を広げていきました。昭和20年8月、原爆投下により本社は一瞬にしてがれきと化しましたが、再度立ち上がり事業を再開しました。昭和26年、現本社のある大阪府泉南市の製紙工場を買い取り、いよいよ紙の製造が始まりました。すべてが軌道に乗った昭和32年、取引先のメーカーが不渡りを出し連鎖倒産、しかし業績が良かったことで銀行が後押しをして即時再発足、社名も「山陽製紙(株)」として新たなスタートを切りました。そこから2代目が会社を発展させ、現在の3代目へと順調に経営が引き継がれています。

創業者は「社の為になくてはならぬ人となれ」という社訓を創られました。その言葉通り、社員さんの愛社精神と使命感で、会社は幾度もの困難を乗り越えてきました。今回私たちは、「全社員朝礼」と「社内勉強会」に参加したのですが、その風土は今の若い社員さんにも、確実に受け継がれていることを実感しました。

山陽製紙さんの商品は、100%「再生紙」です。『環境に配慮した循環型社会に貢献する』という経営理念の元、「お客様よし、会社よし、社会よし」の「三方よし」の経営を実現されておられます。現在は古紙だけでなく、捨てるに困っていた紀州梅の種を炭化した「梅炭クレープ紙」も生産しています。消臭、吸湿、防虫、防カビなどの効果があり、2008年の洞爺湖サミットでは、各国の政府関係者へのお土産の箱にも使われたほどです。その他、いろんなお客様の要望に応え、『創意工夫の精神』の元、様々な再生紙が開発されていました。

今回の企業訪問では、『伝統・経営理念・トップの姿勢』の3つが印象的でした。よき伝統は必ず受け継がれます。経営理念の浸透は、よき製品を世に生みます。トップの未知を切り開く信念は、社員さんの心を鼓舞します。当社はもうすぐ70年・・・学びの多い一日となりました。

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