理性と感性
この3年間学んできて、今思うことがあります。人間社会には理性と感性がありますね。10年前の私は理性や知性を重んじ、社長として論理的に経営してきました。しかしここにきて、その考え方が間違っていたことに気づきました。
例えば宗教的な本を読むと、とても立派なことが書かれています。それを素直に受け入れられるのは、自分の心が安定しているときです。気が立ってたり落ち込んでいるときは、「理想と現実は違う!」とつい考えてしまうものです。やはり人間は神より動物に近いのでしょうか?
さらにこの世の経済行為を観ても、人は安いから買うのではなく、欲しいから買うのです。欲しくないものは安くても買わないですよね。手に入れることで肉体的・精神的喜びを得たいからだと思います。あるいは必要だから買うということもありますが、これも最終的には心の満足につながつからです。
そのように考えていくと、まず感性の部分、すなわち感情を満たすことが大事ではないでしょうか?その上で理性的、論理的な部分に入っていくべきでしょう。感性論哲学の芳村思風先生は「“相手がどう思うか?”より“相手がどう感じるか?”が大切である」と述べておられます。当社の社員さんには、ぜひ感性豊かになってほしいと思います。
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