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2013年4月27日 (土)

現代のベートーベン「佐村河内守」

昨夜のTV番組、「金スマ」はいたく感動しました。1ヵ月前のNHKスペシャルで初めて観た佐村河内守(さむらごうち まもる)氏・・・今回は2度目の出会いです。彼の子供時代から「交響曲第1番“HIROSHIMA”」の完成までを、ドキュメンタリーで放映していました。

広島で生まれた彼は、4歳からピアノの厳格な英才教育を受け、その他バイオリン、尺八、マリンバなどを習いました。その後作曲家を志望しましたが、「音楽大学では交響曲を学べない」ということで、独学で作曲家になる道を選びました。高校時代に原因不明の偏頭痛や聴覚障害を発症し、大チャンスとなる「鬼武者」の音楽を作曲し始める直前、完全に聴覚を失ってしまいました。35歳のときです。

常にボイラー室に閉じ込められているかのような轟音が頭に鳴り響く中、身に付けた絶対音階で、見事「鬼武者」のテーマ曲「交響組曲ライジング・サン」を創り上げました。その後4年間かけて「交響曲第1番“HIROSHIMA”」を描き上げ、5年後の2008年9月、「G8議長サミット記念コンサート・ヒロシマのメッセージを世界に!」で披露されました。彼の名が一躍世界にとどろき始めた瞬間です。さらに2013年3月には、東日本大震災の被災者へ向けたピアノ曲「レクイエム」が石巻市で紹介され、被災地の皆さんの勇気と感動を呼び起こしました。

どちらの曲もなぜか深く心を打ちます。不思議なくらい感情が動かされるのです。佐村河内氏は次のように語られました。「人生は苦である。苦難、闇の中にいるからこそ、真実の音をつかむことができる」と。いかがでしょうか?壮絶な苦難の真っ只中にいるからこそ、自分の中にある「本物」が叫びとなって、産まれ出るのではないでしょうか?さらに「自分の作品を聴くことができない悔しさとみじめさは、今も乗り越えられていない」と話されました。それでも彼はコンサート会場に足を運びます。理由は、お客さんの拍手の振動を感じることができ、それが唯一の救いだからだそうです。

私は2度の番組を観て、彼のことを「日本が誇る偉大な作曲家」だと、さらに我々の「生きる見本」だと心から思いました。何不自由のない身体をもち、恵まれた環境にいる自分が恥ずかしくなりました。佐村河内氏のCDを聴いて、自分自身を叱咤しようと思います。

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コメント

これは恥ずかしいwww

投稿: www | 2015年11月28日 (土) 22時04分

コメントありがとうございます。つのだ茂樹さんは、もしかして佐村河内さんに会われたのですか?(^_^)v

投稿: 黒田です | 2013年4月27日 (土) 20時33分

フジコさんや辻井くんの音楽は敢えて評しません・・・・
しかし佐村河内守の音楽は評します。彼こそ真の天才であり、我が国の誇りです。
同じ日本人で幸せだなあと思わせてくれる芸術家に生きている内に出合えるとは想像もしていませんでした。

投稿: つのだ茂樹 | 2013年4月27日 (土) 20時17分

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