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2012年5月21日 (月)

ゆるすということ(その3)

「ゆるすということ」の本で、もうひとつお話を紹介させていただきます。

『南アフリカのバベンバ族では、部族の誰かが不正をはたらいたり、無責任な行動をとったとき、村の真ん中にひとりで座らされます。もちろん逃げられないような手だても講じられます。そして村人全員がそこに集まり、輪をつくってその人を囲みます。

それから順番に、その人が過去にした良いことについて話し始めます。その人の長所、善行、親切な行為などを詳しく語るのです。村人たちはこれ以上ないほど、誠実さと愛を込めて話します。誇張やでっち上げは許されません。

その人を共同体のメンバーとしていかに尊敬しているか、村人全員が話し終えるまで、この儀式は続きます。それが数日間に及ぶこともあります。最後に輪が崩されて、今度はその人を部族に再び迎え入れるお祝が始まるのです・・・』

バベンバ族という名前も初めて聞きましたが、なんと進んだ人たちなのでしょうか?確かに不正は良くないことです。しかしそこで「悪い!」と決めつけない、目的は部族みんなの幸せ、一人として仲間から犠牲者を出さない・・・この素晴らしい「しきたり」に敬意を表します。まさに「正しいことより、幸せなこと」を教えてくれるお話でした。

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