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2011年7月12日 (火)

復活!登山独歩!

今年は10日ほど早く梅雨が開けました。電力不足と言われる今年の夏・・・果たして長い夏になるのでしょうか?

さて、今月は久方ぶりに山登りを復活しました。その理由は体重が増え過ぎたこと、身体の不具合が出始めたことです。3度登った富士写ヶ岳と初めての浄法寺山(福井県)に挑戦しました。

これまでは晩秋と雪の中しか登ったことがなく、今回の環境はガラリと違いました。まず登り始めた瞬間から汗が吹き出ます。そのため身体も重く感じます。さらに虫の多さに驚きました。ハエ、アブ、蜂、藪蚊などがついてくるのです。なかなか厄介なものです。

そんなことには負けまいと頑張りましたが、結果は両方とも頂上に着けませんでした。今回の経験でわかったことは、夏の山は「水が2倍必要」、「所要時間は1.5倍かかる」というものです。ただし、その後の体調はすこぶる良いです。まずは身近な山から慣らしていこうと思います。

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2011年7月 4日 (月)

中堅社員・意見交換会を開催

先月、全社の中堅社員さんたち約20名で、意見交換会が開催されました。会の目的は「会社を良くする」というものですが、公式な会議としては初めてのことです。

ある日、ひとりの社員さんから次のような相談がありました。「同じ会社といっても、事業部や地域が異なると、なかなかコミュニケーションがとれない。今年になって他のメンバーと社内勉強会をして、たくさんのいい意見が聞けた。クロダハウスをいい会社にしていくために、近い立場の人たちとぜひ話し合いをしたい」というものでした。

私は以前からそのような会合を望んでいました。しかし現実には、毎月会議やミーティング、勉強会などがあり、「各地域から本社に集まってもらうのは負担ではないか?」ということで、先送りになっていました。今回は彼ら本人たちからその提案がありました。そこで役員や部課長に相談したところ、全員一致で「それはいい」ということになり、この度実現した次第です。

意見交換会は、私たち幹部の会議と日を合わせて行うことにしました。私たちへの質問があったり、コンセンサスの必要が出る場合があるからです。まず1回目は2時間、彼らたちで話し合ってもらいました。そしてその後私たちが合流しました。

「今回は会社の問題点を話し合いました」ということで、その内容を読み上げてもらいました。全部で20数項目、私たちが気づいてない問題も数多く出ました。しかし改めて考えると、「社長以下役員幹部の前で、堂々と不満や問題点を発表できる・・・それが言える当社は、もしかしていい会社なのではないか?」と思いました。

今月は2回目の会議が開催されます。発言した本人たちは、自分の言葉に責任を持ち、会社を良くするために議論を重ねていきます。彼らのエネルギーが、会社の発展に大きく貢献することを期待したいと思います。

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2011年7月 3日 (日)

もし高校野球の女子マネージャーが・・・

またまた1ヵ月ぶりとなってしまいました。7月に入り北陸も暑い日が続いています。そんな中でベストセラーの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。略して「もしドラ」・・・ある勉強会でこの話題が出て、さっそく買って読んだ次第です。

主人公は川島みなみ・・・「マネージャーになったみなみには一つの目標があった。それは『野球部を甲子園に連れていく』ということだった。それは夢などというあやふやなものでなく、願望でもなかった。明確な目標だった。使命だった。野球部を甲子園に『連れていきたい』と考えるのでなく、『連れていく』と決めたのだった」~

ドラッカーの言うところの“マネージャー”と、学校の運動部の“マネージャー”とは、かなり意味合いが違います。そこが著者の岩崎夏海氏の発想の豊かなところです。川島みなみがマネージャーとなって、ドラッカーの文章を学び、進むべき方向を明確にしていきます。

「組織において~われわれの事業は何か~を定義することが不可欠である」という文章から、「高校野球の目的は何か?」ということを考えます。そのときに「顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である」という文章に当たり、「はたして高校野球の顧客は誰か?」というところから、彼らはその『答え』を一つひとつ見つけ出していくのです。

ある高校の野球部員と監督とマネージャー・・・その小さな組織は、まるでどこかの会社のようでした。組織に少しずつ活気が生まれ、それにつれて成長し、そしてまわりをどんどん巻き込んでいく・・・そのありさまは、まさしくどんな組織にも当てはまるものでした。

ドラッカーの抜粋では、多くのことを考えさせられました。また心を打つ場面では、その度に涙があふれました。ひとつの「感動の青春小説」ですが、大人にもたくさんのことを教えてくれます。変化の激しい時代だからこそ、ブレない自分をつくるために、ぜひこの一冊をお勧めいたします。

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