幸せの心理学(TA)その2
私たちは健康のために食べもので栄養を摂っていますが、心にも同じく栄養を与えなければなりません。心の栄養とは「ストローク(心理学上:思いやりの言葉や行動)」です。人はストロークが与えられると、心が満ち足りて、自分本来のやさしさや人間らしさを保ちます。さらにストロークが多ければ多いほど、表情も豊かになり生き生きとしてきます。
精神的ストロークには、褒める、励ます、ねぎらう、微笑む、愛する・・・などがあります。また肉体的ストロークは、撫でる、さする、握手する、肩をたたく、抱きしめる・・・などです。ストロークの反対はディスカウントです。精神的ディスカウントは、無視する、無関心、けなす、にらむ、冷笑・・・などです。さらに肉体的ディスカウントは、殴る、蹴る、突き飛ばす、押しのける、殺人・・・などです。
人間の心の中は、多くのプラス感情とマイナス感情が入り混じっています。その蓄えられる量は一定なんだそうです。そこにストロークが与えられると、マイナス感情の一部が外に押し出される仕組みになっている・・・反対にディスカウントが与えられると、プラス感情が押し出され、心が重く辛くなっていくそうです。つまり落ち込んだ人も、ストロークをどんどん与えることによって、元気に生き生きとなってくる訳です。
振り返ってみると、ディスカウントを多く受けた人は、相手に対しても平気でディスカウントをするように思います。自分自身が強くなっているからでしょうか?反対にストロークしか受けてない人は、精神的に弱いところがあります。今回の勉強をして私が思うこと・・・ディスカウントを受けても耐える強さを持ちつつ、私自身は決して相手をディスカウントしない、ストロークのみ与え続ける・・・生涯のテーマがまたひとつ増えました。
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