サービスは「かけ算」!
都田建設社長の蓬台浩明氏の書かれた「サービスは『かけ算』!」を読みました。「感動の会社」を、どんな想いで創っていかれたか?・・・そのことがしっかり書かれていました。その一端を紹介したいと思います。
~家族でディズニーランドに行ったとき、その集客力とリピート率の高さに疑問を持ちました。そして~「そうだ!ここは訪れる人々と働くスタッフたちの、心の細胞を元気にするブランドなんだ!」と気づきました。
「家づくり」は人生最大のイベントであり、その後永遠に暮らしていく・・・果たして、任せていただいた私たちに、「お客様に心底喜んでいただこう」という気持ちがどこまであるのだろうか?・・・「お客様ともっと感動を共有したい。お客様と同じレベルで全社員が感動したい」という気持ちがふつふつと湧いてきました。そうしてディズニーのサービスマインドを学び始めたのです。
「いい家を創るだけで、お客様に本当に満足していただいているのか?」と、一人ひとり徹底して、自分の想いと社員の意識ギャップを埋めていきました。さらに、大工さん、左官屋さん、塗装屋さんなど、ありとあらゆる職人さんとも語りました。どんなに腕のよい職人さんであっても、目指すサービス基準に合わない方には辞めていただきました。痛みは伴いましたが、感動のサービスを真剣に提供し続けるために、あえて「サービスマインドを持つ人間」の集団にしていきました。
人の役に立っている実感が人を魅力的にします。「ありがとう」があふれる仕事は、一生懸命に応えようとする姿勢から生まれるものです。不思議なもので、その後ぞくぞくと素晴らしい社員や職人が集まってきました。今ではイベントのときなど、会社を超えてサービスする全体チームも出来上がりました。
ご家族が家を建てる目的は、単に家がほしいのではなく、「楽しい家づくり」と完成してからの「幸せな生活」にあります。家づくりがきっかけとなって出会った家族一人ひとりを大切にし、家族がひとつになって進む住まいづくりのあらゆる場面を、ご家族にとって一生心に残り続けるような、そんな素敵な瞬間を数多く創っていく・・・それが私たちの仕事だと考えています~
出会い~企画~プランニング~契約~設計~工事~引渡し~メンテナンス・・・あらゆる場面で、いかにお客様に感動していただくか・・・そのことについて、社員全員が日夜追及していってるそうです。その蓄積がさらに大きな感動を生んでいくことでしょう。会社訪問が楽しみです。
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コメント
はまちさん!コメントありがとうございます!<(_ _)>
おっしゃる通り、当たり前のことや普通の状態って本当はとてもありがたいことなんですよね。
私はこの物語から「あきらめない」ことの偉大さを学びました。経営者の私が目指す目標は、やはり「理想の会社づくり」でしょうか。ただし理想というものはどこまでいってもきりがありません。しかし現状に甘んじるほど危険なこともありません。常に理想を追い求めて生きる・・・「生涯青春!」それが私の理想です。
投稿: 黒田です | 2010年4月28日 (水) 23時43分
ビートグレイ物語、感動です。
実は片腕が無かったんですね・・・。
今の世の中は、何でも揃ってて当たり前。
その当たり前の状態に感謝しないといけないですね。
投稿: はまち | 2010年4月28日 (水) 22時57分