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2009年10月 3日 (土)

マンション・リノベーション

古くなったマンションを今のニーズに合わせて甦(よみがえ)らせる・・・それがマンション・リノベーションです。この度福井市において、築後42年を経たマンションのリノベーションを行いました。

鉄筋コンクリートの建物は何年経っても、ゆがみやひずみが起こりません。それどころか、完成して約30年間は、コンクリートはどんどん固くなり、必要な強度の2倍以上になることが実証されているのです。ですから100年ぐらい経ってても、構造体は新築時点よりもしっかりしてますので、大改造をすることで、建物がすっかり生き返る訳です。

今回の物件は、福井市大宮、住宅地としてとても人気の高い地域です。総戸数18室、もともと和室が2つの2DKでした。住宅が不足していた時代に、よく見かけた標準の間取りです。それを今のニーズに合わせて16帖あまりのワンルームにして、インテリアを若者に好まれるモダンなイメージに仕上げました。グレーを基調とした外観には、レッド(赤色)のラインを施しました。大きなアルファベットのサイン看板もレッドです。モデルルームへ案内した方にはとても好評です。ご興味がありましたらぜひ一度ご覧ください。

そもそもマンション・リノベーションの最大のメリットは、家賃を安くできることです。過去の借金は終わって、新たな投資は低いので、十分に余裕があるからです。さらに周辺が明るくなること、若い人が増えることなど、環境面も含めて社会的意義も高いのです。

ヨーロッパでは、100年を越したマンションがたくさんあります。外観は歴史を感じさせ、中は最新鋭の設備です。大家さんは空室の心配をしていません。余裕で運営しています。また彼らは、家でもマンションでも、建物によく手をかけます。塗装や取り付けなどは自分でもします。だから建物は古くなっても、価値が下がらない訳です。

どこの街へ行っても、古くさびれたマンションが建ってます。建物はすべて街の財産です。大家さんには、社会貢献も含めて熱い想いで、建物を生き返らせてほしいと思います。

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