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2009年8月29日 (土)

お菓子の「たこ満」・平松社長の講演会

多くの企業が自社の「経営理念」を明文化しています。当社においても、全員が毎朝それを唱和していますが、趣旨が十分浸透しているか・・・となるといささか疑問です。先日、静岡県で菓子業を営まれている「たこ満」の平松社長の講演を聴きました。自社の理念とマネジメントをバランスよくとって、素晴らしい経営をされておられます。

創業56年、20の店舗と380名の社員さん、製造直販のお菓子屋さんとしては大きな規模です。和菓子が70%、洋菓子が30%、地元の食材を生かした美味しいお菓子です。経営理念は『ひとりのお客様の満足と、ひとりの社員の幸せ』・・・お客様と社員さん、おひとりおひとりを心から大切に思う気持ちがよく伝わってきます。

35年前に、ご両親が小さなお店で商売していたところへ、現社長の平松氏が加わりました。その後社員が少しずつ増えていき、将来社員が夢をみれる会社にと『7店舗・売上5億円』という構想を打ち立てました。そして念願の2店舗目がオープンしたのですが、ひとつの店舗ではなんでもなかったコミュニケーションが滞り始めました。また自分が必死になればなるほど、社員とのギャップが大きくなっていきました。その結果、退社する人が次々と出てきたのです。「来店されたすべてのお客様に満足していただきたい」、「たこ満にいれば社員が年々幸せになれるようにしたい」、このふたつのギャップの中で悩み苦しんだ末に、今の経営理念が生まれたとのことです。

それからというもの、全社員にたくさんのメッセージを送り始めました。まず毎日社長が書く「デイリーニュース」です。全員から届く日報からいくつか話題を拾って、社長がコメントを加えます。B4の紙に手書きの文字がぎっしり埋まっていました。それから経営における自分の考えを明示した「社長通信」。さらに社員の家族の誕生日に、お菓子がプレゼントされますが、必ず社長直筆のバースデイカードが入っています。その他にも、多くのメッセージが送られています。注目すべきなのは、これらのことを20数年続けられていることです。

平松社長は次のように言われます。「経営理念はお客様と社員さんのためにあります。社員の言葉、態度、行動を通して、お店の思いがお客様に伝わります。だからマネジメントも将来ビジョンも、すべてが理念に基づいたものでなければならないのです」と。変化が激しい今の時代においても、絶対にぶれることのない経営理念・・・大きな感動と多くの学びをいただきました。ありがとうございます。

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