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2008年10月13日 (月)

北京視察(その2)

今回の企業視察は「TOTO北京工場」を訪問しました。TOTOさんは中国には数ヶ所工場を持たれておられます。その中で北京工場の操業は13年前です。当初は日本や欧米向けの製品を造っていましたが、昨年から生産するすべてのものが、中国での販売となったそうです。中国で販売する衛生陶器のメーカー数は、ヨーロッパから中国製まで含め、30社ほどあります。その中でTOTOさんは、価格は高めですが品質と信用で、ぐんぐん伸ばされてきました。

工場内は限りなく自動化が進んでいます。整理整頓がしっかりとし、衛生環境も抜群でした。それから従業員さんたちの礼儀正しさや勤勉さが目に留まりました。20年前からみて、中国人は所得が上がっただけではないことが、よくわかりました。日本人責任者の方は次のように話されました。「まず全員に朝の挨拶から始めました。それから整理整頓の徹底です。安全と品質に直結することですから。そして、よく飲んでよく話す・・・それを心がけています」と。

現在中国には、たくさんの国の企業が進出しています。中国の人が話していたのですが、日本企業はどちらかというと人気が低いようです。気質的な面もありますが、基本的にはコミュニケーション不足だと感じました。また中国人は、ある意味で日本人に嫌悪感をもっています。ギョーザ事件やダンボール肉の件を、さも「中国は悪い国!」と世界に宣伝し過ぎたからです。「逆の立場だったら・・・」と考えればよく理解できますね。なんとも寂しい気持ちになりました。

中国は、経済が社会主義から資本主義に変わりました。そのため確かに格差は生まれてきました。しかしながら、国民は間違いなく豊かになってきています。努力して会社を大きくする社長がいます。一生懸命勉強して高級官僚になる人もいます。国民は基本的に自分で職業を決めることができます。北京だけをみても「中国の成長はまだ始まったばかり・・・」と感じた次第です。

さて、経済が成熟期を迎えた日本・・・将来に向けて、衰退することなく、繁栄を続けていくためには???・・・それを知ることが視察の目的でした。「輸出なくして日本はない」ことは誰もが知るところです。益々経済発展を遂げる中国、そしてインドやブラジル、さらにそれに続く国々があります。今回特に実感したのは、【それらの国の人々にしっかりと受け入れられる人格形成、価格を含めて十分に満足していただける商品づくり、そしてしっかりと向き合える誠実さと情熱・・・以上が今求められているのではないか?】ということでした。いかがでしょうか?

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コメント

コメントありがとうございます。中国でのプロジェクト参加ですか?素晴らしですね。

私のTOTOさん視察からは、すでに4年近く経っています。今ではかなり変わっているのではないでしょうか?

直接TOTOさんに問い合わせをされてはいかがでしょうか?きっと快く応えて下さると思います。ご健勝をお祈りいたします。

投稿: 黒田です | 2012年4月11日 (水) 01時52分

初めまして、中国で老人ホームの建設プロジェクトのお手伝いをすることになりました。TOTOさんの工場見学の件もっと教えて欲しいと思います。よろしくお願いいたします。
               柳田 貢

投稿: 柳田 貢 | 2012年3月17日 (土) 23時45分

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