第3次オイルショック
ユーミー安全大会では、式典のあと講演会が開かれました。講師は福井県のフリージャーナリストの「坪川常春氏」です。この方の講演は3回目ですが、世情について辛口で斬っていくお話はいつも痛快です。今回は「波乱の時代」というタイトルでした。
坪川氏は次のように話されました。「1年前の原油価格は1バレル50ドルだった。それが近い将来200ドルまでいくと言われている。なんと4倍である。さらにバイオ燃料への注目が、とうもろこしや小麦などの、穀物の高騰に拍車をかけている。今後すべてのものが値上がりする。日本国内では、売値は下がり仕入れは上がる。まさに経済危機だ」・・・と。
1973年から起こった「第1次オイルショック」のときも、確か、1バレルが3ドルから12ドルにハネ上がったはずです。今回と同じ4倍です。その時代はトイレットペーパー騒動が起こり、エスカレーターの運転中止、深夜放送の禁止、ガソリンスタンドの日曜休業などが行われました。また構造不況業種を縮小させて、成長分野に資源を振り向けるという政策もとられました。
・・・続く1978年の「第2次オイルショック」から30年、まさに「第3次オイルショック」が到来したと言われています。不況業種の建設業界はいったいどうなるのでしょうか?・・・講師の坪川氏は「どう発想を変えるか?チャンスは必ずある。ヒントはサービス業。どこにマーケットがあるか?誰にサービスを売るか?・・・そこの方針をしっかりと見極めることが大事である」と述べられました。
2回のオイルショックを経て、1980年に日本で初めて、建築における「省エネルギー基準」ができました。その後「新省エネ基準」に改定され、現在は「次世代省エネルギー基準」が、建物性能のものさしに使われています。当社の得意とするところは、住宅やマンション、事務所、工場にいたる「建築の省エネ化」です。今後に向けて、更なる研究開発を続けていきたいと思います。
・・・追伸:講演でもうひとつ興味深い話がありました。「世界中で現在躍進している国々・・・中国、ロシア、インド、ブラジル・・・いろいろあるが、私は最も成長する国はインドだと思う。理由は、まずゼロを発見した国、数学レベルが非常に高い。それから言語が英語であること」・・・とても面白い視点です。小学校からの英語教育はいいことかもしれませんね!(^_-)
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コメント
いつもありがとうございます。この度はスウェーデンハウスをもお褒めいただき光栄です。
自転車ですか?とてもいいことだと思います。ヨーロッパでは温暖化の問題で、自転車利用がかなり増えたと聞いております。健康とエネルギー節約と一石二鳥ですね。
世界的物価高はある意味、自然のことかもしれません。ただこれまで日本があまりにも平和だったから、今になって急に危機感が出てきたのだと思います。世界の各国は常に真剣ですから、いよいよ日本もこれから底力を出す時期にきた感じです。
投稿: 黒田です | 2008年7月 3日 (木) 21時55分
7月にはいりガソリンの値段がついに180円代になり驚いてます。その他食品や電気量も上がり我が家でもそろそろ真剣に節約をしなければ…と先日知人から古い自転車を譲り受けました。学生の時は自転車通学をしていましたが社会人になってからは全く乗る機会がありませんでした。高校生以来の自転車運転は考えいたより難しく危険だと感じました。でも何度か乗っているうちに高校生時代の勘を少しずつ取り戻し今では楽しく運転しています。風を感じ自然の木々や草花を身近に見る事は車では体験出来ない素敵な感覚でした。通勤はもちろん、ちょっとした買い物に大活躍です。最近は福井市高柳のツタヤまで運転しました。二階のDVDコーナーから貴社様の『スウェーデンハウス』が見事に見渡せます!そして帰り道は自転車を降りて押しながら歩き『スウェーデンハウス』を下から見上げて見ると確かにあの窓は私も『気になる!』(笑)車で通り過ぎていた頃はあまり気に止めませんでしたが、本当に素敵なお家ですね。自転車に乗るようになりこのような発見や自然の素敵さに気付かされました。
投稿: YM入居者です | 2008年7月 2日 (水) 23時40分