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2008年7月31日 (木)

石川県・ふたつの災害

去る27日(日)午後2時頃、小松市で突風が起こりました。竜巻か下降流かは気象庁が調査中とのことです。被災された方の話では、「突然ものすごい音がして、台風以上の強い風が5~10分続いた。こんなことは生まれて初めて・・・」とのことでした。被害は物置小屋と神社の灯篭が倒壊、その他住宅など70棟が破損したということです。地元での竜巻は私にも記憶はありませんが、6月13日には青森県藤崎町でも起こっています。2006年11月の日記「強い住宅」で書きましたが、竜巻は瞬間の被害が大きくて、相当怖いものなのです。

そして翌28日(月)早朝、今度は金沢市において、集中豪雨のため浅野川が氾濫し、床上浸水282棟、床下浸水が274棟という大きな被害が出ました。浅野川の氾濫は55年ぶりということですが、役所の指示の遅れで被害も増大したとのことです。暑さと臭いの中での泥出し作業は、さぞ大変のことと思います。高校生ボランティアの映像には、本当に頭が下がります。

このふたつの災害において、人身事故がなかったことは救いです。ただ「身近にも危険はある」ということを、まざまざと見せつけられました。当社の使命は「ご家族が安心して生活できること」であります。これからも自信をもって「安全な強い家」を造り続けます。

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2008年7月30日 (水)

NHKスペシャル~インドの衝撃

日曜の夜、NHKスペシャル「インドの衝撃(第3回)~世界の頭脳・印僑パワーを呼び戻せ」を観て、私自身が大きな衝撃を受けました。7月2日の日記で書いた「坪川氏の言葉」(インドの将来性)がよくわかりました。

世界の第一線で活躍するインド人はとても多いそうです。鉄鋼王のミタル氏は有名ですが、シティバンク、ハートフォード、ペプシなどの各CEOもそうです。番組では、シリコンバレーの印僑組織「TIE」のレキ氏をクローズアップしていました。

「アメリカに留学して、そのままIT企業に勤めた。40年前は、インド人の仕事は裏方ばかりだった。だから私は自分で会社をつくった。35歳のときだ。インターネット技術を民間用に開発する仕事を始めた。インドで学んだ理数系の知識が役立った。事業は成功した。しかし『インド人の社長では投資家が集まらない』・・・と言われた。とても悔しかった。自分たちが優れていることを、インド人と世界の人々に知らせたい・・・そんな念いで『TIE』を設立した。インド人同士でノウハウを高めていきたかった・・・」

「TIEは、アメリカにいるインド人の意識を変えることから始まった。現在TIEは世界中に広がっている。今はこのネットワークをインドに繋げる努力をしている。インド国内から成功者がどんどん出ることを期待する・・・」と語っておられました。番組の中でも、レキ氏は尋ねてくる若手起業家の相談に意欲的でした。またそうした彼らのために、投資環境のお世話もされておられました。

途中、興味深い場面がありました。「これまでアメリカ経済を支えてきたのは、世界中から集まった優秀な頭脳だった。インド政府は今、海外で活躍するインド人を国内に呼び寄せている。そのため、アメリカは新たな頭脳を集めるために、インド人留学生の募集に躍起になっている・・・」

最後のレキ氏の言葉は、とても印象に残りました。「インドには大きなエネルギーがある。未来を恐れる人もいない。20年後はインドが世界の超大国になる」・・・(あれ?日本とは正反対??)・・・中国は13億人、そしてインドは11億人です。彼らは普通に英語を話します。数学教育は最高レベルです。間違いなくインドは超大国になることでしょう。

P.S.~この番組の取材班が書いた本をさっそく買いました。後日、読書レポートを載せさせていただきます。

~先日聞いた話ですが、アメリカのフォーチュン誌に「20年後の日本は世界の40位まで落ちるだろう・・・」と書いてあったそうです。ショックですねぇ~(>_<)

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2008年7月29日 (火)

ふたつの試み

ユーミーマンション第1号のオーナー様が、10年目を機に2棟目を建ててくださいました。偶然にも、ちょうど100棟目に当たりました。何か不思議なご縁を感じます。マンションは先月めでたく完成しました。

そして今月は、それに続く101棟目が完成しました。実はこのマンションから、ふたつのことを試みました、まず工事途中に「モデルルーム」をオープンしたことです。ご入居希望のお客様は実際の部屋が観れます。おかげさまで完成の3週間前に全室満室となりました。オーナー様にも大変喜んでいただけました。

もうひとつの試みは、披露会「誕生祭」の開催です。マンション周辺の方々への「ご挨拶」、入居していただくお客様、これまでのオーナー様への「ご披露」・・・などを目的としています。開催は先週土曜日だったのですが、この夏一番の猛暑となり、暑い、熱い、「第1回誕生祭」となりました~^^;

「既成概念にとらわれず、常に変化していく」・・・これはディズニーランドの経営哲学です。世の中の変化が速くなった現代においては、「立ち止まる」ことイコール「後退」といえます。変えてはいけない「経営理念」や「商品ポリシー」のもとで、「良い」と考えたことは「即実行」する・・・限りない改良改善にこそ、経営の本質があると思います。

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2008年7月26日 (土)

ロードサインのリニューアル

金沢市にある「鉄筋コンクリート住宅・VOX」のモデルハウス、そこのロードサインをこの度リニューアルしました。これまでは「RC-Zの家」と書いてありました。「RC」とはReinforced Concrete(補強されたコンクリート)の略で、業界では鉄筋コンクリート構造のことRC造と呼んでいます。しかし一般的にわかりにくいということで、今回は素直に「鉄筋コンクリート」と書くことにしました。

次に悩んだのが、家の特徴を表わすキャッチコピーでした。「屋上のある家」、「静かな家」、「夏涼しく冬暖かい」など、たくさんの意見が出ました。「とにかく一目瞭然に・・・」ということで今回選んだのは、「最強の家」という言葉でした。地震、台風、水害、竜巻などの自然災害から、火事、車の衝突、放射能汚染・・・それらを考えて、最も強いことを表現しました。

新しいロードサインは、「鉄筋コンクリート・最強の家」という文字が目立っています。他にも長所はたくさんありますが、一番得意とするところだけを訴えました。先日この看板を見て訪れたお客様がおられました。「最も強い家という言葉に惹かれました」ということでした。「よかった!」・・・素直に嬉しかったです。

昔読んだ本に次のことが書いてありました。「一流を目指すには、『あれもできる。これもできる。何でもできる』というのはいけない。ただの器用貧乏になるだけだから。それよりも『自分はこれしかできない。しかしオレの真似は誰もできない』・・・それぐらい『道』を極めた人が、一流になれる・・・」と。人と家は違うかもしれませんが、その意味では当社の「VOX」も一流です。自信をもって頑張ります。

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2008年7月21日 (月)

梅雨明け~海の日

一昨日の土曜日、気象庁は「北陸地方も梅雨明けしたと見られる」と発表しました。「梅雨前線が北上している」からだそうです。

一般には「梅雨入り」と「梅雨明け」には大雨がつきものです。特に梅雨の最後は、すさまじい雷と豪雨が降り、「いよいよ梅雨が明ける・・・」とかなり明確にわかるものです。今年はそれもなく全般に雨の量も少なく思います。また梅雨の間に何度も真夏日があったりして、これも異常気象?・・・なのでしょうか?

今日は「海の日」、格好の「真夏日和」です。今年は去年以上に暑くなるかも知れません。鈴虫の声が聞こえてくる日を楽しみに・・・大いに汗をかいて頑張ります。

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2008年7月20日 (日)

NHKドラマ「監査法人・最終回」

NHKドラマ「監査法人」全6回が終了しました。現代の経済界を風刺したような・・・そしてどこかの事件と似ていたりして・・・かなり面白いフィクションドラマでした。最終回まで観終えて、初めて作者の言いたいことが理解できました。「事実に対して正確なこと・正直なことが、果たして人間社会において正義なのか」・・・それを言いたかったのだろうと思います。

ドラマの1話から6話を通して、建設会社、食品会社、都市銀行、監査法人、ベンチャー企業などが、相次いで破綻していきました。監査法人に勤める主人公が、厳格監査を正義と信じて取り組む中、切り捨てられていく企業や社員の痛みを感じるたびに、仕事に疑問を感じていく・・・そんなストーリーでした。しかし最後は、業績不振の部品メーカーの顧問会計士となって現場に入り、再生に向けて希望のスタートを切る・・・そこでドラマは終わりました。他人事とは思えず、ずっと深刻な面持ちで観ていた私にとって、最後に唯一「人情味」が感じられる場面でした。ハッピーエンドではないですが、どこか「ホッ」としたような気持ちになりました。

ジャパン監査法人の理事長が、ある企業の粉飾決算を見逃して罪に問われる・・・しかし彼は最後まで「私は間違っていない」と言い続けました。「過去のオイルショックは日本を危機に落とし入れた。それでも当時の日本企業は、社員を減らすことなく給料は上げていき、労使が共に力を合わせ、逆境を乗り越えてきたんだ。赤字を回避するためのリストラや給料カットがあっていいのか・・・グローバル化のための厳格監査、それを通すことが果たして日本企業、しいては全日本人のためにいいことなのか」・・・この場面では、日本を支えて来られた偉大な経営者の方々へ、改めて感謝と尊敬の念が湧きました。

ドラマは、世界経済に揉まれる今の日本に、「大きな疑問」を投げかけました。「もっと詳しく入り込んでほしかった」というのが本音ですが、これだけ大きなテーマを、たった6時間で表現する訳ですから仕方ないですね。それにしてもキャストはすごい方々でした。さすがNHKです。私の大好きな橋爪功をはじめ、長門博之、津川雅彦、竜雷太、多岐川由美、大滝秀治、そして主人公の塚本高史、松下奈緒、豊原功補・・・(敬称略)、老練と新鋭の演技を、とてもバランスよく生かしていたと思います。どうもありがとうございます。

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2008年7月19日 (土)

建物の使命(オーナー様のお話から)

昨年秋に当社で完成した、精密機械製造の会社さんに訪問してきました。代表者の方からいろんなお話を聞くことができました。

まず今年の冬の状況をお聞きしました。「とにかく工場の中が暖かい。それで社員がついつい薄着をしてしまって・・・風邪をひく者が多かったかな?(笑)。それから工場の総面積が300坪増えたことで電気料金を気にしていたが、以前とさほど変わっていない。驚きだねぇ。クリーンルームとしての機能もバッチリだよ」と話してくれました。当社の提案を喜んでいただけ仕事冥利に尽きます。その後は、「今後の夏対策」についてご説明させていただきました。

お話の中で、さらに喜ばしいことを聞きました。「先月、ある一流メーカーから特殊部品の製作依頼があって、担当幹部が視察に来た。いろんな質問を受け、建物も調査して『OK』をもらったよ」・・・とのことでした。興味深いお話が続きます。「彼ら(一流企業)は3つのことを調査していった。ひとつは『会社トップの品質に対する考え方』、ふたつ目は『ものづくりの仕組みがルール化されているか』、そして3つ目が『そのルールが守られる環境になっているか』だ。だから建物もひとつの大事な要因なんだよ」と。嬉しい反面、それ以上に大きな責任を感じました。

電子関係、機械関係の企業の挑戦は、まさに目を見張るものがあります。それらの企業は自社の製品に命を懸けています。部品や原料と違って、どちらかといえば「建物は間接的なもの」・・・という概念がありました。もしかすると『ここ』に、建設業の変わり目があるのかもしれません。確かに【健康分野】においては、【住宅】はもはや直結した要因です。『建物が製品に直結する』という視点に立って、私たちがもっと深く研究する必要がある・・・と学ばされた一日でした。

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2008年7月18日 (金)

食品工場改造2(工事)

先月中旬から着工した「食品工場」、その1期工事の完成を前にして、中間検査に行ってきました。今回の最重要ポイントは、性能を左右する「断熱ライン」と「隙間」です。そこの部分をくまなく視て回りました。結果、断熱部の弱いところが1箇所見つかり、強化を指示しました。

印象的だったのは、工事現場の中がかなり涼しかったことです。そのときの外気温は33℃、天井裏は直射日光を受けて50℃を超えていました。もちろん現場に冷房はかかっていません。周囲を取り巻く断熱材の威力に、改めて感心した次第です。

8月1日より、1期部分の食材加工室が、設定温度20℃でスタートします。それと同時に24時間データ(稼働時と夜間の室温と外気温)の計測も開始します。そしてデータに基づいて、最も有効な節電方法を、お客様と一緒に考察していく流れとなります。

最終的には365日、春夏秋冬に渡る「年間データ」を採取して、各季節における有効な使い方を検討します。そうして、年間の節電量とCO2削減量を最大限に伸ばすことが、私たちの使命です。大いにやりがいを感ずる仕事です。

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2008年7月15日 (火)

真柄建設の破綻について・・・

今月5日、真柄建設の「民事再生申し立て」がありました。あまりにも突然のことでした。5月に「主力銀行から社長が就任し、支援を受けて再建に取り組む」という発表があったばかりです。そして先月27日の株主総会で新社長が誕生した8日後のことです。まさに「事実は小説より奇なり」という感じがします。

真柄建設さんは、創業101年(明治40年創業)の老舗です。東証、大証一部上場で、石川県内建設業のトップです。売上高844億円、社員数538人、東京、大阪、名古屋、九州に支店を置く全国企業です。石川県内の主要な工事を、かなり多く手がけておられます。若い頃の私には憧れの建設会社でした。

当事者や関係者の方々のご苦労を考えますと、本当に心が痛みます。また同じ業界として「連鎖倒産」を心配しましたが、銀行や行政が懸命になっているので、なんとか支えられるのでは・・・と期待するところです。真柄建設さんにおかれては、これからが正念場です。将来、お客様や取引業者様から「よく頑張った」と言われるように、奮起奮闘してほしいと思います。

20年前、ある講演会で「建設業界が半分以下になる・・・」という話を聞きました。15年前から「このままではいけない・・・」と思うようになり、社内改革を進めてきました。当時は自社の強みを、「ひと部屋からビルまで・・・建築に関わるすべてのことができる」と考えていました。あるコンサルタントから「あなたの会社は他の建設会社と、どこが違いますか?特色は何ですか?」と聞かれ、「ドキッ!」としたことを覚えています。その時から「自社の商品と特色づくり」を模索し始めた訳です。

建設業界は海外に学ぶ点が多いですし、改善しなければならないところも無数にあります。仕事を通じて、お客様や社会から謙虚に学ぶ・・・会社の理念、社員の意識、経営戦略を明確にする・・・理想に向かって、日々改良改善を続ける・・・そうやってなんとか、暗くなった建設業界を元気にしていきたいものです。微力ですが頑張ります。

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2008年7月14日 (月)

北海道洞爺湖サミット

先日の「北海道洞爺湖サミット」については、いろいろと批判が出ています。ただ私としては、今回初めてG8(アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、日本、フランス、ロシア)に、新興経済国の8カ国(中国、インド、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、韓国、インドネシア、南アフリカ)が加わり、「地球温暖化対策」について話し合われたこと(主要経済国会合:MEM)が、大変意義あることだと思っています。

今回のMEMでは、「温室効果ガスの排出量を、2050年までに半減させる」という、長期目標の合意には至りませんでした。それでも「長期目標を含むビジョンの共有」が支持され、今後MEMや国連協議で協力することの確認ができました。私は評価に値すると考えます。京都議定書に続く前進ではないでしょうか?

さて、ここで重要な点は議長国の日本が、今後「世界に模範を示していく」ことです。ただいささかの不安が残ります。それは、京都議定書が発行(2005年2月)されてから、日本の排出量は減るどころか増えているからです。その点、EU諸国は削減に向かってどんどん成果を上げています。非常に残念ですが、現在の日本の経済力を考えると、国や企業に問題が多いことも事実です。

サミット開催の前後、NHKではいくつかの特集番組が放映されました。また、日経新聞でも大手企業の広告が目立ちました。シャープの「ソーラーカンパニー」(7日~11日)、パナソニックの「エコ・アイデア」(6日~8日)、ソニーの「省エネシリーズ」(7日~9日)などです。日本人が「やる気」を出してることに、とても勇気づけられました。

当社は地方のいち中小企業です。多額の広告も無理です。しかし私たちにも頑張れることがあります。建築を通じて「地球温暖化対策」に貢献できることです。これまで取り組んできた「省エネ住宅」をさらに推進していく、そして現存する建物の「省エネリフォーム」を広めていくことです。小さな努力が大きな前進に発展するように・・・意欲をもって頑張ります!

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2008年7月13日 (日)

カテゴリーを加えました。

私のブログの記事数が、おかげさまで250になろうとしています。その都度題材を拾って書いてきましたので、いろんなジャンルがまちまちになっていました。今回それぞれの記事に「カテゴリー」を加えさせて頂きました。私自身は過去を振り返るのに便利になりました。それでは今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2008年7月 6日 (日)

木野親之氏・講演会(1)

松下幸之助の愛弟子だった「木野親之氏」の講演会に参加しました。木野さんは1926年(昭和元年)生まれで、現在82歳です。昨年3月に参加した講演会の「童門冬二氏」が80歳でしたから、木野さんはこれまでの講師・最年長ということになります。生き生きと始終笑顔でお話される姿が、とても印象的でした。前半は松下幸之助の経営について・・・そして後半はご自分の体験を話されました。

講演は次の言葉から始まりました。「かつてない難局は、かつてない発展の基礎となる。今まさに、好機来たれリ!」と。「えっ!何で・・?」と思っているところへ、「幸之助は『好況よし。不況なおよし』とよく話してました。その実例を紹介します」と続きました。以下の内容です。

~松下幸之助が独立したのは22歳のときです。それから10年経った昭和2年、金融恐慌が勃発しました。日本経済も大打撃を受け、なんと松下電器のメイン銀行が倒産するという悲劇が起こりました。幸之助32歳のときです。まず、取引のなかった住友銀行から、なんと融資を取り付けました。そして販売店や社員に月刊誌を出し、取引業者には月報を送り、自信ある意志を伝え続けました。新聞広告も打ち、新製品のスーパーアイロンで勝負に出て、のちに大成功を収めました。

間をおくことなく2年後、今度は世界恐慌が押し寄せました。幸之助は社員の解雇をいっさいしなかったのです。生産を半日稼動とし、販売員には休日返上で在庫を売らせました。意気に感じた社員たちが頑張り、ストックはなんと2ヶ月でなくなりました。その後は再びフル生産です。同時に経営理念の策定、新工場の建設、電気ゴタツの新規事業を開始するという、積極姿勢でそのときも乗り越えました。

それからのち、昭和7年から松下電器は輸出を始め、大企業へと発展していきました~ということです。「かつてない難局は、かつてない発展の基礎となる」・・・「好況よし。不況なおよし」・・・ご理解いただけましたでしょうか?

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木野親之氏・講演会(2)

さて後半は、いよいよご自分が実際に体験されたお話です。

木野さんは松下電器にお勤めでした。35歳のとき、幸之助から「東方電機へ社長となって行きなさい」と言われたのです。東方電気はFAXの前身みたいな機械を造っていました。当時としては非常に珍しい技術です。そこの会社が経営危機に陥り、松下電器が会社の再生に挑みました。その白羽の矢が木野さんに当たった訳です。

当時の東方電機(後に松下電送となり、現在はパナソニック・コミュニケーションズ)は、売上高が800万円、経費が1000万円という状態でした。誰が考えても採算割れを越えています。当然給料も払えず、仕入れも未払いが溜まっていました。木野氏さんは「お断わり」を申し出ましたが、幸之助の「黙って行け。君ならできる」という言葉で、ついに決意をされたそうです。

製品の販売先は、新聞社や特殊な通信会社だけでした。当時の日本には数えるほどしかありません。木野さんは苦心の末、ようやく複写機の製造を考え出しました。そして事業計画書を作り、幸之助のもとへと訪れました。ところが幸之助の返事は、「君なぁ~人力車を知ってるやろ?自動車も飛行機もあるのに、人力車はまだちゃんと走っとる・・・」というものでした。

困り果てた木野さんは、悩みぬいた末に腹をくくりました。会社に戻り、期待する社員を前に、「案はない」と正直に伝えました。するとどこともなく、「社長!頑張ってください」「一緒に頑張りましょう!」という声が聞こえてきたのです。木野さん「そうだ。800万円売れてるじゃないか」と思い直し、今度は世界に向かって挑戦を始めました。それからというもの、社員は無給で働き、仕入れ業者も支払いなしで部品を納めてくれました。そしてついに、世界NO1のシェアを勝ち取ったということです。

松下幸之助の発想は私たちの常識を超えています。聞きしに勝る凄い方です。ただ、このときの二人の葛藤が、のちに大きな成功を歴史に刻みました。木野さんは講演の最後を、次の言葉で結ばれました。「悩みが大きければ大きいほど、そのあとの成功は大きい。今いるところで歴史をつくれ。悩みをつきつめていくと、そこには必ず成功と感謝が生まれる・・・」と。勇気の出る力強いお話を、どうもありがとうございます。

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2008年7月 5日 (土)

工務全員集会を開催

6月11日のブログ「基本に帰る」で、「お客様から選ばれる・・・」という文章を書きました。当社も4月から「選ばれる企業」を目指して、全社を上げて頑張っています。その一環として、本日「工事現場をショールームに!」というテーマで、「工務全員集会」を開催しました。工事担当者が北陸3県から一同に集結します。意義のある集会にするために、今回は私を含めた役員3名が担当しました。

まず、会議の主旨を我々役員が説明し、そのあと、当社と大手メーカーさんの工事現場写真を、それぞれ観くらべていただきました。おそらく全員が、その違いをはっきり理解してくれたと思います。次に小グループに分かれ、現場の改善点についてディスカッションを行ない、あとから各グループの発表を受けました。細かなことまで入れると、かなりの数の意見が集まりました。そこで、1.今すぐにできるもの、2.会社として方針を出すもの、3.将来的に検討するもの・・・この3本に分けて考えていくことにしました。

「工事現場をショールームに!」・・・ひとことで言っても、範囲はかなり広いです。例えば、工事現場で働く人々の身だしなみから、言葉づかいや態度があります。それから現場の「安全管理」とそれの「見た目」です。現場内の整理・整頓から、近隣に対する配慮まで、総合的な見栄えが要求されます。まずは、当社が目指す姿を明確にする・・・現場で働く人たちに意識をもってもらう・・・ここからスタートです。理想に向かって1歩1歩前進します。

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2008年7月 4日 (金)

社内勉強会

地元の某優良企業の工場長さんにお会いしました。「素晴らしい実績を挙げられてますが・・・」とお尋ねしたところ、「ここの工場では、打ち合わせに3割使っています。実務作業は7割です」と語っておられました。ミーティングや勉強会は、特に力を入れているそうです。確かに、組織のコンセンサスやレベルアップは重要ですが、それにしても3割とはすごいですね。

当社ではここ2ヵ月、ユーミーマンションとアパマンショップのメンバー間で、社内コンセンサスと相互の情報交換に力を入れております。かなりしつこく指導してきておりますが、「まだこれから・・・もっと高いレベルに・・・」という思いです。

先日、ユーミーの幹部が中心となって、ユーミーマンションについての「勉強会」を開催しました。アパマンのスタッフたちに「マンションは、どうして鉄筋コンクリート壁式構造がいいのか?」ということを、専門的な分野から学んでいただきました。最後の感想では「大まかには分かっていたけれど、今回の勉強会でより明確になった」という意見が多かったです。

次回は講師が入れ替わって、アパマンショップの幹部からユーミーマンションのスタッフに、「今の入居者さんのニーズ」を教えていただくことになりました。地域性や時代背景など視点を広げると、かなり多くの学びがあると思います。今のうちからとても楽しみです。

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2008年7月 3日 (木)

ギャル曽根さん

ある日、金沢の某カレー店に入って、注文を待ちながらTVを眺めていました。そのカレー店が関係した収録番組だと思います。「ギャル曽根」という若い女の子が、大食い競争をしていました。「へぇ~、こんな普通の女の子が大食いだなんて・・・」、料理やデザートを次々と口に入れていく姿は本当に驚きでした。

どんどん出てくる食べもののひとつひとつに、「うん、うん」と頷いたり、「美味しい」と声に出したり・・・そんなところが印象的で、とても好感がもてました。観ていて「ぼくも食べてみたいなぁ~」なんて・・・本当に美味しそうに食べますねぇ~(^^ゞ

私の場合も仕事がどんどん出てくるんですが・・・「うん、面白~い!」なんて思えたら、きっと仕事も楽しくて、次々と頑張れるような・・・そんな教訓をいただいた出来事でした。

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2008年7月 2日 (水)

第3次オイルショック

ユーミー安全大会では、式典のあと講演会が開かれました。講師は福井県のフリージャーナリストの「坪川常春氏」です。この方の講演は3回目ですが、世情について辛口で斬っていくお話はいつも痛快です。今回は「波乱の時代」というタイトルでした。

坪川氏は次のように話されました。「1年前の原油価格は1バレル50ドルだった。それが近い将来200ドルまでいくと言われている。なんと4倍である。さらにバイオ燃料への注目が、とうもろこしや小麦などの、穀物の高騰に拍車をかけている。今後すべてのものが値上がりする。日本国内では、売値は下がり仕入れは上がる。まさに経済危機だ」・・・と。

1973年から起こった「第1次オイルショック」のときも、確か、1バレルが3ドルから12ドルにハネ上がったはずです。今回と同じ4倍です。その時代はトイレットペーパー騒動が起こり、エスカレーターの運転中止、深夜放送の禁止、ガソリンスタンドの日曜休業などが行われました。また構造不況業種を縮小させて、成長分野に資源を振り向けるという政策もとられました。

・・・続く1978年の「第2次オイルショック」から30年、まさに「第3次オイルショック」が到来したと言われています。不況業種の建設業界はいったいどうなるのでしょうか?・・・講師の坪川氏は「どう発想を変えるか?チャンスは必ずある。ヒントはサービス業。どこにマーケットがあるか?誰にサービスを売るか?・・・そこの方針をしっかりと見極めることが大事である」と述べられました。

2回のオイルショックを経て、1980年に日本で初めて、建築における「省エネルギー基準」ができました。その後「新省エネ基準」に改定され、現在は「次世代省エネルギー基準」が、建物性能のものさしに使われています。当社の得意とするところは、住宅やマンション、事務所、工場にいたる「建築の省エネ化」です。今後に向けて、更なる研究開発を続けていきたいと思います。

・・・追伸:講演でもうひとつ興味深い話がありました。「世界中で現在躍進している国々・・・中国、ロシア、インド、ブラジル・・・いろいろあるが、私は最も成長する国はインドだと思う。理由は、まずゼロを発見した国、数学レベルが非常に高い。それから言語が英語であること」・・・とても面白い視点です。小学校からの英語教育はいいことかもしれませんね!(^_-)

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2008年7月 1日 (火)

ユーミー安全大会

先週はユーミー建友会(ユーミーマンション協力業者会)の安全大会が開催されました。安全大会は年に一度開催されますが、今年で11回目を数えます。世の中がとても厳しくなってきているせいか、例年以上に緊張感のある大会になりました。

私は会社代表挨拶で、「この厳しい時代だからこそ、お客様と近隣の方々のために、安全で綺麗な工事現場を目指さなければならない。それはひとえに、整理・整頓・清潔・清掃から始まる。まず足元からしっかり固めよう」と訴えました。それから私自身の方針である「初心に帰る。原点に戻る」・・・その意義も十分確認させていただきました。

この協力会組織は、平成9年9月11日からスタートしています。おかげさまで連続無災害日数が、この日で通算3936日となりました。4000日まであともう少しです。これまでの努力を無にすることのないよう、さらに細心の注意を払うよう指導していきます。

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