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2008年4月26日 (土)

天と地と

海音寺潮五郎氏著の「天と地と」を読みました。私が小学校6年生のときに放映されたNHK大河ドラマ、その元になったかなり前の作品です。石坂浩二氏が上杉謙信役となって、大きな白い布を頭から顔に巻いて、馬に乗って駆け回る姿が、今も脳裏に残っています。

私が「歴史」に興味をもったのは、社会人になりたての22歳のことです。そのきっかけとなったのが、同じNHK大河ドラマの「武田信玄」でした。「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」、生きたお金を使い、しっかりと国を治める・・・農業経済を中心に豊かな国づくりを進める・・・戦国随一の戦略家と謳われ、かの有名な武田24将を育て上げた・・・彼にはそんな魅力がありました。

その宿敵であった「上杉謙信」・・・他国から無謀に攻められた者を助ける「正義の味方」というイメージの人です。武田信玄と信濃勢、北条氏政と上州勢、織田信長と足利幕府といった具合に。戦国という時代にあって、私利私欲に走らず公(おおやけ)と大儀を重んずる・・・信玄に劣らない戦略家であり、彼に負けない25将を持ちつつも・・・いたって貴重な存在でした。今もなお広く人気がある由縁です。

他にも珍しいことがあります。まず彼の名前が5度も変わっていることです。幼名は長尾虎千代、元服して長尾景虎、上杉家の家督と関東管領職を相続して上杉政虎、将軍義輝の一字を賜り上杉輝虎、そして最後に上杉謙信・・・といった具合です。それから生涯独身を通したことです。多分彼の理想によるものでしょう。

この小説では、数々の戦いがとても痛快に描かれています。また人間臭い情景表現にも好感が持てます。珍しく謙信のラブロマンスの場面も出てきます。謙信ファンには一見の価値あり・・・ですね。

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