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2008年4月28日 (月)

松下幸之助

ある研修の参考書として指示を受け、最近出版された本「松下幸之助の見方・考え方~ビジネスの王道はこうして歩め!」を読みました。本の表紙に「永久保存版」と記してあります。たくさんの写真や挿し絵を交えて、とても読みやすくなってます。

松下幸之助氏は数々の本を出されました。私は20代の頃にその多くを読みました。書かれている内容がとてもわかりやすかったからです。今回この本を読みながら、懐かしい言葉がたくさん出てきました。やはり素直で正しいものばかりです。

本の「まえがき」で、中谷彰宏氏は次のように書いておられます。「幸之助さんの答えは、一見難しくありません。だからこそ逆に難しい。平凡なこと、シンプルな答えに煎じ詰めるのは至難の技です・・・問題意識のない人が読むと『そんなの当たり前じゃないか』で終わります。これが、わかりやすく書かれているものを読む難しさです」と。確かに、簡単なことを難しく言うのは誰でもできますが、難しいことを簡単に説明することは、誰もができるものではありません。

さらに中谷氏は「幸之助さんは100年先の社員に向かって言っている」と書いておられます。明治27年に生まれ、大正7年に会社を創業し、昭和の戦中~戦後を生き抜いて、亡くなる平成元年までの94年間、その中には、きっと我々の想像もつかないほどの経験を、されておられることでしょう。25年ぶりに読む幸之助氏の「一言一句」は、今の私にとても深く語りかけてくれました。

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