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2007年7月20日 (金)

リケンの被災に想う

この度の中越沖地震でリケンの柏崎工場が被災し、国内の自動車メーカー全社が操業を一時停止をするというニュースに衝撃を受けました。いろいろと調べてみると、リケンが製造するピストンリングが、なんとシェアの5割を持っているそうです。当然外国の企業にも納入されていますし、自動車に限らず幅広い業界の部品も造っています。

自動車は3万点の部品で構成されているそうです。それゆえ自動車メーカーの操業停止は、その会社とリケンのみならず、他の部品メーカーの生産計画、さらには流通計画に至るまで、大きな影響を及ぼすことになります。そのように考えますと、地震が全世界に波及することの大きさを知りました。

平成7年の阪神大震災のとき、神戸製鋼所の製鉄所が被災し、世界シェアの5割を占めていた線材(エンジン内のバネなどに使う)の生産が、なんと2ヵ月半も停止したそうです。そのとき神戸製鋼は、新日本製鉄と住友金属工業に生産技術を開示して、肩代わり生産をしてもらったそうです。思い切った決断に感心させられます。

今回、地震国日本における「世界に誇る日本技術」の弱点を見たような気がします。建築に携わるひとりとして、大いに考えなければならないことが、またひとつ増えました。

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