« 台湾紀行 | トップページ | ユーミーオーナー会総会 »

2007年6月18日 (月)

無暖房建築

1週間前、長野県にて「鉄筋コンクリート外断熱建築」の視察をしてきました。松本~塩尻~茅野~諏訪を廻りました。老人福祉施設、分譲マンション、県営住宅、クアハウス・・・など様々な施設がありました。

その中で圧巻は茅野市にある「無暖房の老健施設」でした。鉄筋コンクリート外断熱構造2階建てです。標高が高い地域なので冬は相当冷え込みます。建物の周りを厚さ300ミリの断熱材で囲んであり、窓は木製で3重ガラスを使用していました。事務長さんのお話では、真冬でも暖房をしていないため電気料金がとても安く、長い目でみると本当に経済的な建物である・・・ということでした。その日は天候が悪く肌寒かったのですが、室内は何とも言えず「やわらかい空気」に包まれていました。

長野県は冬の気候が厳しいせいか、北陸に比べて「外断熱構造」の普及が進んでいるようです。また新築だけでなく改修工事もありました。諏訪市にある県営住宅は、古い建物10棟すべてに外断熱の改修工事がなされていました。

美しい諏訪湖を通ったときに、地球温暖化のせいで有名な「諏訪湖の御神渡り」(湖一面に氷が張ってさらに冷え込むと轟音と共に氷が裂けてせり上がる。諏訪大社の上社の男神が下社の女神のところへ通う恋の路との伝説がある・・・)が近年は見られないそうです。省エネ建築の普及を急きたてられるお話でした。

|

« 台湾紀行 | トップページ | ユーミーオーナー会総会 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。