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2007年4月30日 (月)

古い家屋の省エネ

ある知り合いの家のリフォームを頼まれました。その家は100坪近くある家です。家族は年配のご夫婦二人だけです。「生活に必要な部分だけを暖かくして欲しい」とのことでした。多角的に考えて、いくつかの方法を提案する予定です。

気密性と断熱性を高めて暖かい家にすると、当たり前ですが身体が冷えなくなります。冷えをなくすことが健康に最もいいことです。また身体が冷えないとストレスも減り、すべての面でどんどん健康に繋がって行きます。それから省エネです。現在使っている灯油を電気に変えても、エネルギーコストは小さくなるでしょう。

考えてみると昔の日本は家族が多かったものです。私が幼少の頃、一時、家には13人も住んでいました。100坪以上ある伝統工法の家です。木と土と紙で造った純日本家屋です。それでも人数が多いので、冬でも寒く感じなかった・・・夏は戸や窓をすべて開けっぱなして・・・夜は蚊帳の中に寝て・・・今では懐かしい思い出です。

世の中が少子化で人口は増えませんが、唯一「世帯数」は大幅に伸びています。これからも更に増える傾向にあります。当社の新築住宅の平均床面積は40坪以下です。2人、3人、4人家族がほとんどで、ご主人のご両親同居は珍しいです。完全2世帯住宅は今後増えてくると思われますが。

古くなった大きな家、壊すばかりが能でありません。どのように再生してうまく利用していくか?とても大きなニーズであり、大切な事業であると考えます。プロとして一流を目指します。

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コメント

その方もそうでしたが、「壊すには惜しい。かと言って、今は住み替えができない」そんな場合があります。そのときには現家屋の断熱化が必要になります。
本当は一級の住宅に住んでいただきたい気持ちが山々なんですが・・・^^;

投稿: 黒田です | 2007年4月30日 (月) 21時47分

なるほど、本当に多角的な視点ですね。
体力的に補強しながら、今ある資源を廃棄しない。理想でありながら、多くの方の目に留まりにくい施策だと思います。
土地値で買って、将来壊して新築する・・・、よくあるご要望です(実際に)。
そうではなく、「リユース」社会、あるいは循環型社会にしていく必要がありますよね。
不動産に携わる人間として、情報の収集・発信していきたいと、改めて感じました。

投稿: 石田 | 2007年4月30日 (月) 21時33分

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