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2007年4月17日 (火)

林 文子 氏

先月の日記に「営業教室」のことを書きました。ある日会社で「営業教室で使えるいい本がないかなぁ?」と相談すると、ある社員さんから林文子さんの本を紹介されました。タイトルは「一生懸命って素敵なこと」です。確かに営業マンにとてもいい本です。それよりも管理職者にはもっといいです。そして社長職に最もいいのでは?・・・書物では久々の大感動でした。それで続けて彼女の前作も読んでみました。タイトルは「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません」・・・とても面白そうでしょう?

林文子さんの略歴は次の通りです。高校を卒業後大手企業数社でOLをしたが、望んでいた仕事に巡り合わず、31歳でホンダの営業の世界に入る。そしてすぐにトップセールスになる。41歳でBMW東京に転職、47歳で新宿支店長、52歳で中央支店長に就任。いずれも最優秀支店に育てる。53歳のときフォルクスワーゲン東京の社長にスカウトされ、4年で売り上げを倍増させる。57歳になってBMW東京に社長で呼ばれる。そして59歳でダイエーCEO(最高経営責任者)として誘われ、ダイエー再生に向けて現在奮闘中・・・以上です。ご主人や子供さんがいらっしゃる普通の女性なのに、凄いと思われませんか?

営業マンを16年、管理職を6年、社長職を7年・・・そう考えれば、広い立場の方々に影響力があるのは当然かもしれません。本で彼女は次のように書いておられます。まず営業マンとして、「おもてなし」の精神がトップセールスの原点、お客様を好きになること、最高の商談の演出、説明でなく「感動」を伝えること・・・などです。次に管理職として、営業は時間ではない、人を育てることの喜び、「報・連・相」は上司から・・・などです。最後に社長として、お客様と現場主義、部下に気持ちよく仕事をしてもらう、これからは女性が日本企業を元気にする・・・などです。他にも素晴らしいことばかりですが、まとめさせていただきました。

林さんは、営業に向いてる人「4つのポイント」を挙げておられます。①人にも物事にも好奇心旺盛、②目標数字をプレッシャーと感じず自分をレベルアップし喜びと感じれる、③チャレンジ精神、④明るくポジティブな性格、以上です。そして「営業は本当に素晴らしい仕事、若い人にもどんどん頑張ってほしい。若いときに厳しい山を登ってきた人は、より厳しい山に立ち向かうことができる」とこれからの人へのメッセージを書いておられました。

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コメント

この本を読んでみて、営業という仕事の素晴らしさを再認識させられました。「創造する仕事」の面白さ、奥の深さでしょうか?ダイエーにおいても、お客様と接することに重点をおいておられます。そうしていれば絶対にものさしは狂わないですね。

投稿: 石田さんへ | 2007年4月20日 (金) 00時14分

そうですよね。ついつい、営業手法としてお客様を判別するきらいにあるように感じます〈自分のことですが・・・)。
しかしながら、自分が普段気をつけていることがありました。
「人と物事に好奇心と興味を持つ」という部分でしたね。
ホスピタリティーでしょうか?
とてもインスパイアされる内容ですね。
自分も、一度読んでみたいと思いました。

投稿: 石田 | 2007年4月17日 (火) 21時34分

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